関連ガイド
複数端末を一度の設定で:機種変更しても設定し直し不要
更新日
端末が多いと面倒なのは、1 台ずつ設定すること、機種変更のたびにやり直すこと、外出先で端末ごとに接続ボタンを押すことです。プライベートネットワークならどれも不要になります。各端末はサイトのアカウントで一度ログインすれば、再起動しても Wi‑Fi が変わってもつながったまま。出口の地域は端末ごとに選べるので、パソコンは日本、スマホは中国、といった使い分けもできます。同じアカウントの端末同士はつながっているので、外出先のパソコンから自宅の NAS の共有フォルダーも開けます。新しいスマホはログインするだけです。この記事では、家族の端末をまとめて入れる方法、端末枠の考え方、期限切れや機種変更のときの扱いを説明します。
端末ごとに一度だけやること
- Tailscale のクライアントを入れます(Android・Windows・macOS・Linux は当サイトのプライベートページから。iPhone・iPad は中国以外の Apple ID で App Store から)。
- Tailscale 公式のアカウントでログインしている場合は先にログアウトし、ログイン先を当サイトのコントロールサーバーに向けます(スマホ:ログアウト状態の画面で「⋯」→「Use custom server」(カスタムサーバーを使う)。パソコン:ページからコピーしたコマンド。macOS:「Account Settings」→「Accounts」→「Add Account…」の横の矢印→「Add Account Using Alternate Server」(別のサーバーでアカウントを追加))。
- ブラウザでサイトのアカウントを使って承認します。これで端末がネットワークに入り、以後は何もしなくてかまいません。
- 各端末のメニューで出口を選びます。「None」(なし)を選ぶと、端末同士の通信だけになります。
端末枠の仕組み
1 つのアカウントは何台にでもインストールできます。数えるのは同時に接続している台数で、個人は 2 台、ファミリーは 4 台、ビジネスは 8 台です。この枠は Cisco や Hiddify などほかの方法と共通です。プランの台数より多くの端末を同時につなぎたいときは、一時的にアカウントタイプを上げ(残り期間は同じ価値で換算されます)、終わったら戻してください。
ルーターは 1 台として数え、その配下の端末は数えません。自宅のルーターか NAS に、持ち歩くスマホとパソコンを足せば、たいていは足ります。
端末同士でつながる
- アカウント内のどの端末にもプライベートアドレスがあり、端末名で接続できます。グローバル IP もポート開放もいりません。
- 外出先のパソコンから自宅の NAS の共有フォルダーを開く、スマホから自宅のレコーダーを見る、自宅のパソコンにリモートデスクトップでつなぐ。どれもプライベートアドレスで行えます。
- 当サイトのファームウェアを入れた自宅のルーターなら LAN 全体をネットワークに共有できるので、クライアントを入れられないプリンターやテレビにも外からアクセスできます。
- ほかのお客様の端末があなたのネットワークに表示されることはありません。隠しているのではなく、そもそも存在しません。
期限切れ・機種変更・削除
- アカウントの期限が切れると、数分以内にすべての端末がオフラインになります。更新したら、各端末でもう一度ログインしてください。出口の設定は残っています。
- 新しいスマホは上の手順でログインするだけです。上限に達したと表示されたら、古いスマホでログアウトするか、一時的にアカウントタイプを上げて後で戻してください。
- 端末をネットワークから外すには、そのクライアントでログアウトします。強制的にオフラインにしたいときはサポートにご連絡ください。
- 同じ端末でほかの VPN(会社の Cisco、別のメッシュツールなど)を同時に動かさないでください。DNS と経路を取り合ってしまいます。
よくある質問
端末ごとに違う出口の地域を使えますか?
はい。出口は端末ごとに選びます。パソコンは日本で動画、スマホは中国で銀行アプリ、と使い分けても互いに影響しません。
プライベートネットワークをつけっぱなしにするとバッテリーが減りますか?
出口を選んでいなければ、流れるのはネットワーク内のほかの端末との通信だけで、ほとんど通信しません。バッテリー消費は一般的なシステム VPN と同程度です。
自宅の NAS にはどう入れればいいですか?
Synology と QNAP には Tailscale のパッケージがあり、Linux は公式のインストールスクリプトを使います。ログインは同じ要領で当サイトのコントロールサーバーに向けてください。当社のファームウェアを入れたルーターならインストール不要で、アカウントでログインすればネットワークに入ります。
全部の端末に Cisco を設定するのではだめですか?
それでもかまいません。端末が多いなら、プライベートネットワークのほうが手間がかかりません。一度ログインすればつながったままで、切れても自動で復帰し、出口の切り替えもメニューからワンクリックです。UDP が絞られている学内ネットワークの端末には Cisco を使ってください。