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海外でテンセントビデオや iQIYI が見られない?5 ステップで解決
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要点から。VPN は「接続済み」で、IP を調べても中国本土と出るのに動画サイトに弾かれる場合、10 回中 9 回は、端末にトンネルを迂回するもう 1 本の通り道があります。IPv6 アドレスか、手元の DNS です。サイトは実際に見えたアドレスで場所を判断するので、1 か所漏れていれば十分にアウトです。以下の手順は可能性の高い順に並べてあり、どれも自分で確かめられます。
中国の動画サイトはどうやって「海外」と判断するのか
テンセントビデオ、iQIYI、Youku、ビリビリは、作品の配信権を中国本土向けにしか持っていないため、再生前に利用者の場所を確認します。見ているのはアカウントを登録した場所ではなく、リクエストがサーバーに届いたときの送信元 IP です。
落とし穴は、送信元 IP が 1 つではないことです。最近の端末は IPv4 と IPv6 の両方を持っていて、ブラウザは IPv6 を優先します。DNS の問い合わせはさらに別の経路を通ることもあります。そのどれかがトンネルを迂回すれば、サイトにはあなたの本当の場所が見えてしまいます。VPN クライアントの「接続済み」はトンネルがあるという意味で、すべての通信がそこを通っているという意味ではありません。
5 ステップの確認
- 中国ルートにつないだ状態で、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを表示するページを開きます(「test ipv6」で検索)。IPv6 の行に今いる国のアドレスが出ていたら、それが原因なのでステップ 2 へ。両方とも中国本土、または IPv6 が「使用不可」と出たら、ステップ 3 へ進みます。
- 端末の IPv6 を無効にするか、トンネル内で IPv6 を遮断するクライアントを使います。Windows ではネットワークアダプターのプロパティで「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外します。macOS ではネットワーク設定の「TCP/IP」で「IPv6 の構成」を「リンクローカルのみ」にします。スマホなら、Wi‑Fi を切ってモバイルデータにするのが一番手早い確認方法です。自宅の回線には IPv6 があっても、モバイル回線にはないことが多いからです。
- DNS がトンネルを迂回していないか確認します。ブラウザの「セキュア DNS」(Chrome →「プライバシーとセキュリティ」→「セキュア DNS を使用する」)は勝手に海外のリゾルバーにつなぐので、オフにします。ほかに動いているネットワークツール(2 つ目の VPN、Tailscale などのメッシュソフト、プロキシ拡張機能)も止めてください。これらはトンネルより先に DNS を握ってしまいます。
- 動画アプリを完全に終了して開き直します。Web 版ならそのサイトのデータを消去します。こうしたサービスは直前の地域判定をしばらく覚えているので、正しく直しても再起動するまでエラーが出続けます。
- それでもだめなら、同じルートの別のサーバーに切り替えます。事業者はたいてい中国本土の出口を複数持っていて、1 つの出口がたまたま目を付けられたばかりということもあります。同じ出口につなぎ直すより、出口を変えるほうが効果的です。
当社の中国本土ルートが 2 つの穴をどう塞いでいるか
2026 年 9 月から、LeoTun のすべての接続方法でこの 2 つをルート側で処理しています。トンネル内で IPv6 を遮断しているのでサイトに見えるのは IPv4 だけで、DNS はルートから配布されてトンネル内で解決されるため、端末自身のリゾルバーは使われません。
つまり Hiddify のクライアント(QR コードで読み込み)、Cisco AnyConnect、OpenVPN のどれでも、IPv6 の設定に触れずに中国本土ルートに届きます。9 月より前に Hiddify の設定を読み込んだ方は、新しいルールを反映させるためにもう一度読み込んでください。
一番手間がかからないのはルーターです。家のネットワーク全体がルーターから出ていくので、個々の端末では何も変えずに済み、クライアントを入れられないテレビやストリーミングボックスもカバーできます。
ほかに「海外」と誤判定される理由
- 出口の IP が実は中国本土ではない。「中国」をうたうサービスの中には香港や台湾のアドレスを使っているものがあり、テンセントビデオや iQIYI はこれを海外扱いします。使えるのは香港・台湾向けの一部コーナーだけです。
- 振り分けルールが動画のドメインを除外している。Clash や Hiddify のルールを自分で書いている人は、中国のドメインを「direct」(直接接続)にしていることがよくあります。中国国外から見た「direct」はトンネルの外という意味なので、中国本土のノードを通すように変えてください。
- ブラウザのプロキシ拡張機能や Webプロキシを使っている。これらが運ぶのはブラウザの HTTP 通信だけで、動画プレーヤーは別の接続を使うことがよくあります。動画には VPN のトンネルを使い、Webプロキシは閲覧やサイトへのログインに使いましょう。
- キャリアグレード NAT や学内ネットワーク。まれにサービス側がアドレスのブロックごと目を付けることがあり、その場合は出口を変えるしかありません。
よくある質問
VPN は接続済みなのに、なぜサイトはまだ海外だと判断するのですか?
「接続済み」はトンネルが張られているという意味にすぎません。端末の IPv6 アドレス、ブラウザに組み込まれたセキュア DNS、ほかのネットワークツールはどれもトンネルを迂回でき、サイトにはその通信の出どころが見えます。上のステップ 1 の IPv6 テストページで確かめられます。
アプリと Web 版、どちらが使えるようにしやすいですか?
判定の仕方は同じですが、アプリのほうが地域の判定結果を長く覚えています。設定を変えたらアプリを完全に終了して開き直し、Web 版ならサイトのデータを一度消去してください。スマホなら、自宅の Wi‑Fi ではなくモバイルデータを使えば自宅回線の IPv6 を避けられます。
IPv6 は必ず無効にしないといけませんか?
そうとは限りません。クライアントかルートがトンネル内で IPv6 を遮断していれば、端末側は何も変えなくてかまいません。LeoTun の 3 つの接続方法はすでにそうなっています。ほかのサービスを使う場合は、まずステップ 1 を試し、その結果で判断してください。
ルーターでも同じ問題は起きますか?
起きません。ルーターは LAN 全体の出口をトンネルの中に入れるので、端末の IPv6 も DNS も外に出られません。クライアントを入れられないテレビやボックスもカバーされます。
ビリビリ、NetEase Cloud Music、QQ Music も同じですか?
はい。どれも送信元 IP で地域を判定しているので、同じ手順が使えます。NetEase と QQ Music は少し緩めで、IPv6 を直せばたいてい十分です。