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VPN が遅い?正しい速度測定のやり方と原因の見つけ方
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結論から言うと、VPN をオンにするとデータはより長い道のりを通り、暗号化も1層増えるので、素の回線より必ず少し遅くなります。大幅に遅いときは、自宅の Wi‑Fi、手元の固定回線、国際区間、選んだ地域の混み具合、端末とプロトコル、の5つの区間のどれかが足を引っ張っています。公平な速度測定は、まず VPN なしで基準を測り、次に VPN をオンにして同じ測定ポイントで測り直し、一度に1つだけ条件を変えるのが基本です。このガイドでは、VPN が遅くなる理由、意味のある結果を出す測り方、数値の読み方、遅い区間を順に突き止める方法、そして何を変えればよいかを説明します。
VPN が素の回線より遅い理由
- 距離:データはまず VPN サーバーへ行ってからサイトへ向かうので、道のりが長くなり遅延が増えます。サーバーがあなたからもサイトからも遠いほど、遠回りは大きくなります。
- 国際区間:中国国内からだと、いちばん細いのはたいてい通信事業者の国際出口です。同じアカウントでも地域によって数倍の差が出ることがあり、原因はサーバーではなく、その地域への通信事業者の回線にあります。
- ピーク時間帯:夜8時から11時は皆が一斉にネットを使うので、家庭の回線も国際出口もサーバーも混み合います。
- 自宅の Wi‑Fi:壁、ルーターからの距離、近所のネットワークのせいで、Wi‑Fi の区間が回線そのものよりずっと遅くなることがあります。VPN とは無関係なのに、VPN のせいにされがちです。
- 端末の性能:暗号化と復号は端末のプロセッサーが行います。古いスマートフォン、テレビボックス、エントリークラスのルーターでは、端末そのものが上限になります。
- プロトコル:UDP を制限して、それを使う方式の速度を絞るネットワークがあります。パケットロスの多いネットワークでは、ロスに強いプロトコルが有利です。同じ回線でも、接続方法を変えると結果が大きく変わることがあります。
意味のある結果を出す測り方
- まず VPN をオフにして、speedtest.net、fast.com、または通信事業者の速度測定ページで手元の速度を測ります。ダウンロード、アップロード、遅延をメモしておきましょう。これが上限で、どんな VPN もこれを超えることはありません。
- VPN をつないでもう一度測ります。測定サーバーは経路の向こう側を選びます。中国国内から海外の地域につなぐなら海外の測定サーバーを選びます(中国国内のサーバーでは国際区間を測れません)。海外から中国の地域につなぐなら中国の測定サーバーを選びます。
- 経路を測っているか確かめます。測定ページには、ページから見えた IP とプロバイダーが表示され、それが出口側になっているはずです。振り分けがオンのときや Webプロキシのときは、測定サイトが直接接続に回され、自宅の回線を測ってしまうことがあります。測定サイトをルールに追加するか、測定の間だけグローバルに切り替えてください。
- 一度に変える条件は1つだけ。2つの地域を比べるなら、測定サイト、測定サーバー、端末は同じにします。2つの時間帯を比べるなら、地域を同じにします。
- 有線と Wi‑Fi で1回ずつ測ります。パソコンの有線の結果は回線と経路を反映します。同じ場所で Wi‑Fi の結果がずっと低ければ、遅いのは Wi‑Fi です。
- 日中と北京時間の夜9時に1回ずつ測ります。大きな差があれば、設定ではなくピーク時の混雑が原因です。
- それぞれ2〜3回測って中央の値をとります。1回だけの結果はばらつきます。
数値の読み方
- ダウンロード(Mbps):動画、ウェブページ、ファイルのダウンロードを左右します。単位に注意してください。Mbps を8で割るとダウンロードソフトに表示される MB/s になり、40 Mbps ならおよそ 5 MB/s です。
- アップロード:ビデオ通話、ファイル送信、ライブ配信では重要ですが、普通の閲覧にはあまり関係ありません。
- 遅延(ms):クリックしてから反応があるまでの時間。国境をまたぐ通信なら100〜200ミリ秒はよくあることです。ゲームや通話は遅延に敏感ですが、動画はほとんど影響を受けません。
- ジッターとパケットロス:遅延が上下にぶれること、そして届かないパケット。通話が途切れる、動画がしょっちゅう読み込み中になる、といった症状は、ダウンロードの数値が低いことよりも、たいていこちらが原因です。
動画に本当に必要な速度
動画配信サービスが公表している目安では、720p で約 3 Mbps、1080p で約 5 Mbps、4K で 15〜25 Mbps です。10 Mbps 台前半で安定していれば 1080p には十分で、大きな数値を追いかける必要はありません。
数値は足りているのに動画がカクつくなら、安定性(パケットロス、ジッター、時間帯)を見ましょう。画質を一段下げてなめらかに再生できるか確かめ、それから戻してみるほうが、速度測定の数値をにらむよりも多くのことが分かります。
遅い区間を順に突き止める
- VPN オフ、パソコンを有線接続。結果が契約している回線の速度を大きく下回るなら、問題は回線かモデムです。モデムとルーターを再起動し、改善しなければ通信事業者に問い合わせてください。
- VPN オフ、同じ場所で Wi‑Fi。有線よりずっと低ければ、問題は Wi‑Fi です。ルーターに近づき、5 GHz 帯につないで測り直します。
- VPN オン、2〜3の地域で測る。地域ごとの差が大きければ、問題はその地域へのあなたの通信事業者の出口です。「中国国内からいちばん速い地域は?」の通信事業者別の一覧で選んでください。
- 同じ地域で、日中と夜のピーク時。夜だけ遅いなら混雑です。地域一覧で緑のランプが付いている地域を選びましょう。
- 同じ地域で別の接続方法。そちらが速ければ、このネットワークでは最初のプロトコルが制限されています。速いほうを使い続けてください。
- 別の端末。スマートフォンは速いのにテレビボックスやルーターが遅いなら、その端末の性能が上限です。
- 速度測定は問題ないのに特定のサイトやアプリだけ遅い:たいていはそのサイト自体のサーバーか、振り分けルールで別の経路に回されているのが原因です。一度グローバルに切り替えて比べてください。
原因ごとの対処
- 回線や Wi‑Fi が遅い:まず手元を直します。テレビやデスクトップはできるだけ有線に、ルーターは開けた場所に置き、何か月もつけっぱなしのモデムは再起動します。
- 地域が合っていない:通信事業者で選びます。北部の中国聯通(China Unicom)はまず日本と韓国、南部の中国電信(China Telecom)は東南アジアかオーストラリア、中国移動(China Mobile)やその他の回線は中国入口を試してください。詳しくは「地域の選び方ガイド」をご覧ください。
- 夜のピーク:緑のランプの地域を選ぶか、接続方法を替えます。どちらも、つなぎ直すより効果があります。
- UDP を制限するネットワーク(学校、オフィス):TLS で動く Cisco に切り替えます。
- パケットロスの多いネットワーク(古い集合住宅の共用回線、モバイルデータ):ロスに強いプロトコルを使う Hiddify に切り替えます。どのネットワークにどの方式が合うかは「接続方法ごとの向いている場面」をご覧ください。
- 端末の性能不足:より速い端末に直接クライアントを入れます。家族全員で使うなら「VPN ルーターの選び方」をご覧ください。
- ここまでやってもまだ遅い:方式、地域、速度測定のスクリーンショット、時刻を添えてサポートへどうぞ。確認の順序は「つながらない・遅い・切れるときの確認方法」にあります。
海外で bilibili など中国の動画がカクつく
海外から中国の動画を見るとき、カクつきの原因はたいてい国際区間です。動画は中国のサーバーからあなたのところまで長い道のりを通り、あなたの側が日中でも、中国の夜のピーク時には混み合います。次の点を1つずつ確認してください。
- 端末全体を対象にする方式(Cisco、Hiddify、「プライベート」、OpenVPN、ルーター)で中国の地域を使います。Webプロキシはブラウザ内のページを扱うもので、動画の再生がそこを通るとは限りません。
- 海外からはクライアントをグローバルモードで使います。振り分けは中国国内にいる人のためのものです。
- 速度測定では中国の測定サーバーを選び、中国へ戻る区間を測ります。
- 北京時間の夜8〜11時を避けてもう一度試します。大きく違えばピーク時の混雑です。
- 画質を一段下げてなめらかに再生できるか確かめ、それから戻します。
- 地域や著作権のメッセージが出るのは別の問題です。「海外でテンセントビデオや iQIYI が見られない」をご覧ください。
よくある質問
VPN の速度測定にはどのツールを使えばいいですか?
よく使われる3つで足ります。speedtest.net は測定サーバーを選べるので、地域の比較に向いています。fast.com は動画サーバーまでのダウンロード速度を測るので、動画を見たときの体感に近い数値になります。speed.cloudflare.com はジッターとパケットロスも表示します。比べるときは1つに決めて使ってください。
速度測定は速いのに、動画が読み込み中になります。なぜですか?
速度測定は測定サーバーへの短い一瞬の通信を測りますが、動画には動画サーバーからの安定した流れが必要です。よくある原因はパケットロスとジッター、夜のピーク、振り分けルールで動画サイトが別の経路に回されていること、です。緑のランプの地域を試し、一度グローバルモードも試してみてください。
VPN ありのほうが VPN なしより速くなることはありますか?
たまにあります。あなたの通信事業者からあるサイトへの直接の経路が悪いと、VPN 経由の遠回りのほうが快適になることがあります。たいていは VPN のほうが素の回線より少し遅く、それが普通です。
速度測定の結果が毎回違うのはなぜですか?
同じ回線のほかの利用者、家のほかの端末、Wi‑Fi の干渉、測定サーバーの負荷は、どれも常に変わっています。2〜3回測って中央の値をとり、測定サイト、サーバー、端末を固定すれば、結果を比べられます。
遅いときは別のサーバーに切り替えるべきですか?
切り替えるのは地域で、マシンを選ぶ必要はありません。各地域には複数のマシンがあり、接続時にいちばん空いているものをシステムが選びます。もっと速くしたいなら、緑のランプの地域を選ぶのがいちばん手軽です。
ルーターで測るとスマートフォンのクライアントより遅いのは普通ですか?
ルーターのプロセッサーが上限になっているのかもしれません。家族全員の通信の暗号化をルーターが引き受けているからです。同じ地域をスマートフォンのクライアントで測ってみて、差が大きければ端末の性能が原因です。